アメリカカンザイシロアリの駆除と生態

 

     
 

アメリカカンザイシロアリの特徴は特別に水分を必要とせず木材中の水分だけで生息できるところです。

特別に加工した巣をつくらず乾燥した木材中に坑道を掘って蝕害します。

ヤマトシロアリのように蟻道を造り木材と地面を行き来したりしません。蝕害場所が巣を兼ねています。

建物のあらゆる木材、柱、土台、屋根裏の梁、乾材や、ピアノ、タンス、机、鏡台等の家具類も蝕害します。

屋根裏等では糞が下の板に落ち積み上げられることがあります(下部の写真参照。大きさは1ミリ程度)

羽アリは6~9月頃に少しずつ何回も飛び立ちます。暖房の良く効いた場所では殆ど1年中飛び立ちます。

アメリカカンザイシロアリが最初に発見されたのは、1976年、東京都江東区です。

それ以来日本で散発的に80地域位で見つかっています。

今後さらに生息圏を拡げていく可能性があります。

 

 
 

アメリカカンザイシロアリの糞

       
   
  アメリカカンザイシロアリの糞