シロアリ害虫ニュース

セアカゴケグモ

2013/01/18

セアカゴケグモはヒメグモ科に属する小型の有毒グモでオーストラリアが原産地です。1995年に大阪府で発見されて以来日本各地で発見されています。関東でも2012年川崎市で発見され、今年の1月には大阪府の福祉施設職員がかまれ、病院に運ばれました。毒があるのは体長1~1.5センチほどのメスのみで数ミリのオスには毒がありません。

アルゼンチンアリ

2012/08/21

アルゼンチンアリは特定外来生物で侵略的外来種ワースト100選定種です。 アルゼンチンアリは他のアリの巣を襲い、幼虫、成虫を1匹残らず絶滅させる恐ろしいアリです。 1993年に広島県で確認されて以来、着実に分布を広げ、現在瀬戸内海~太平洋沿岸部で確認されています。

乾材シロアリ被害材の廃棄

2011/12/23

乾材シロアリ被害材の処分について 乾材シロアリ被害材の処分は非常に重要です。乾材シロアリの特徴として1、乾燥に強い。2、コロニーが小さい。3、わずかな擬職蟻からコロニーが再生する。この特徴により乾材シロアリは被害材の移動に伴い拡がってしまうのです。乾材シロアリの被害を受けてしまったお客様で食われた家具を処分する方も多いと思いますがその場合普通に粗大ゴミで捨てられては大変です。もっと規模の大きな話として被害家屋の建て替え時に出る廃材です.

トコジラミ

2012/11/15

カメムシのように悪臭を放つ器官が後ろ脚基部にあります。 戦後よく見かけましたが2~30年前にはほとんど見かけなくなりました。最近又、10年ほど前から被害が見受けられるようになっています。ダニ、ノミ、カ、ブユとならんで人の皮膚から吸血し、人の他にコウモリ、ニワトリ、その他の家畜からも吸血します。不完全変態をする昆虫です。

ヤマトシロアリの繁殖システム

ヤマトシロアリの繁殖システムは、これまでの常識を覆す驚くべきものであった。女王は有性生殖と単為生殖を使い分けており、二次女王は単為生殖で生産し、ワーカーや有翅虫は有性生殖で生産していることが判明した。二次女王は創設王と創設女王の娘ではなく、創設女王が自分の遺伝子のみで作った、いわば創設女王の分身であった。このシステムによって完全に近親交配を回避している。ヤマトシロアリの女王が単独で生むことができるのは1日に25個程度である。ヤマトシロアリの創設女王は単為生殖で補充女王を多数作ることにより、次世代への自分の遺伝的貢献度を全く低下させることなく、同時に、近親交配を完全に回避して大幅に産卵速度を上げている。